エヴァ破2回目見てきた

今回は違う視点で鑑賞してみたいと思い中盤までは頑張ったけれど、ぽかぽか辺りから冷静に見られなくなり終幕あたりの怒涛の展開の後には遂に放心してしまった。
目まぐるしい展開も然ることながら、畳み掛けるような劇伴の連打に胸が高鳴ってしょうがない。
改めて見直してみてミサトに感情移入している自分に気がつく。実は、1回目鑑賞時にもミサトに対して同じような思いを抱いていたようだ。
シンジに対し保護者として、大人として対応しようと日常生活では面倒見のいい人である反面、どうしてもシンジという個人に感情移入してしまう人。
二面性を持った人間ということで新劇場版で一番ストレートにいい味出しているキャラだと思う。
なにげに前劇場版と一番変わっていないキャラな気がする。というか今回やっと前劇場版のミサトの行動原理がシンジに対する執着にあったことに気がついた。今更ではあるが、やっと彼女のことが理解できたのである。
対してほかのキャラクターはかなり性格の単純化が図られていて(TV版からずっと謎の加持や見せ場のないりっちゃん等を除いて)正直TV版で精神世界どっぷりだった人間には不満でもおかしくはないな。
確かにコンセプト通り気持ちのいいキャラクター化ではあるのだが、その分失ったもの・表現できないものが多くなってしまったかも。
カルチャーとしての求心力を持ったエヴァは終わってしまったのだと実感した。
それでも劇場で見る価値のある作品だとは思う。今現在のアニメーション作品の天辺が見たければどうぞ、と。

それから緒方恵のシャウトには人の心を打つものがあるぜ。本当に上手いよな。


以下、ネタバレ




















思いついたことをつらつらと並べる。
平行世界・ループ世界・前劇場版の続き、などどれもありそう。
6号機建設中ちゃんとロンギヌスの槍を運搬している。
アスカの一番最初の普段着がかわいい。アスカの私服はピンク系が多い。エプロンもピンクだったな。マリのプラグスーツがピンク。そして弐号機に乗る。
カセットテープの曲番号が暗示的。26曲目以降ストーリー展開が大きく狂いだす→TVアニメは2クール25話くらい?
アスカはリツコによれば「いいサンプル」。おそらく使途に汚染されて生き残った。使途と融合?眼帯の下には何がある?
こんな展開を予想
「アスカ?違うわ!私は6人目のチルドレン、●●●●よ!」7号機に乗るアスカ。
これはエヴァっぽくない。
エヴァじゃないといえば、マリはエヴァのキャラじゃない。トップ2あたりの異世界からやってきた。→干渉を受ける世界、平行世界説に?
マリのことが普通に好きになった。普通に。愛せる。
今石はエヴァ本出すかしら?