歌野晶午「密室殺人ゲーム王手飛車取り」

さくっと読めて、さくっと楽しめる。
すごく読み易くて、立ち読みで済んでしまいました。
(昼休みちまちま3週間掛けて)


各章で推理クイズが一題ずつ出題される。探偵役はモニター前の面々。殺人者もモニター前の面々。
倫理的な問題をうまくすり抜けてクイズとしての殺人を作り出す演出はなかなかのお手並みで、うまいなぁと感心してしまいます。
ゲーム脳になってないというか。
ストーリもざっくりしていて飽きさせず。
職人技ですね。愉快な一冊。
歌野晶午は「世界の終わり、あるいは始まり」を次に読みます。